成績の上がる学習方法

「学習量」より大切なのはその
「やり方」!成績の上がる学習方法

思いつく女生徒のイラスト

日々、志望校合格や定期テスト対策として自分で学習を進めていると
「毎日時間をかけて勉強しているのになかなか成績が上がらない!」
「時間がなくて試験範囲が終わらない!」
「もっと効率良く勉強を進めたい!」
といった壁にぶつかることはありませんか?

また、保護者様からも
「塾の宿題をちゃんとやっているようだけど、なかなか成績が上がりません」
「テスト前は集中して勉強をしているようだけど、結果が伴いません」
といったご相談をよくいただきます。

勉強には正しい努力の仕方があり、それを意識して取り組むかどうかで、結果は大きく変わります。
この記事では、どのように勉強を進めれば"志望校合格"や"成績向上"といった自分の目標を達成することができるのか、その学習方法をご紹介いたします。

自習中の女生徒たち

01.
学習時間を増やしても
成績に結びつかない原因

学習時間を増やしても
成績に結びつかない原因

自習中の女生徒たち

「学習=作業」になっていませんか?

学習には、「新しいことを学んだ後にそれを理解する」「すでに学んだことを定着させる」ために、どうしても学習時間や演習量といった『学習量』が必要となります。
ただし、いくら時間や労力をかけても、その学習自体が機械的に問題演習をこなしている、あるいは答えを覚えてしまい書き写している、といった"学習作業"になってしまうと、せっかく頑張って勉強をしてもなかなか結果に表れない、ということがあります。

学習の「目標」と「目的」をリンクさせる

本来、学習の目的は
 ・理解が及ばなかったことを理解できるようにする
 ・間違えた原因を明確にして繰り返さないようにする
ことにあります。

また、何のためにそれを行うかというと、成績を上げる・志望校に合格するといった『学習の目標』を達成するためであって、この「目標」とそれを達成するための『学習の目的』が意識の中でどれだけリンクしているかが、その後の学習の成果に大きな影響を与えます。

学習量 × 学習の目的(目標) ≒ 学習成果

例えば、『学習の目標』が「難関校の合格のために、限られた試験時間内に数多くの難問を正答できるようになる」であったならば、その目標を達成するための『学習の目的』は、「何も見なくてもスラスラと答えられる状態にする」ことになります。
この状態にするにはどうしたらよいのか?この意識が、正しい学習方法を生み出すのです。

学習中の男子生徒

02.
成績を上げるために重要なのは
「見直し」

成績を上げるために重要なのは
「見直し」

学習中の男子生徒

自分の現状を「分析」して課題を知る

想像してみてください。
自習をしていて問題が分からなかったとき、演習問題を解いてミスをしてしまったとき、まずどうしていますか?
問題を解き終わって採点をするとき、ただ○(合っていた)、×(間違っていた)をつけてそれで終わりにしていませんか?

正解までの辿り方を誰かに教えてもらうことも必要ですが、どうしてわからなかったのか?どうしてミスをしてしまったのか?その原因を自分で分析することが大切です。間違えた問題の解答・解説を読んで正しい考えの道筋を理解したり、抜けていた知識を覚え直すと、自分の間違えパターンを見つけることができます。
このような分析力を身につけることで、自分の課題を認識し、誰かに教わるばかりでなく自ら学習を進める力が備わっていきます。
ただし、この分析には慣れが必要です。

自分を分析するためのプロセス

分析のための基本的なプロセスとしては、
① 正解・不正解を確認する。
② 間違えた問題にをつける。
③ 間違えた問題を解き直す。
④ 正解できなければ解説を読む。
⑤ 理解できなければテキストの該当箇所を読む。
⑥ それでも理解できなければ、またをつける。
 ・・・

一見当たり前のことのように思えますが、当たり前のことを行動するかどうかで成果は大きく異なります。

上記②と⑥では、違う「印」をつけることも重要です。それは、定期テスト前の総復習をイメージすればすぐわかります。
2つの印がテキストについている。1つは、一度間違えたが自力で解決できた問題。もう1つは、自力では解決できなかった問題。それだけで復習の取り組み方が違ってきます。
「わからない」に向き合う学習姿勢が身についていれば無駄な学習が無くなり、「何も見なくてもスラスラと答えられる状態」へ向けて効率の良い学習ができるのです。

学習中の女子生徒

03.
効率の良い「見直し」の方法

効率の良い「見直し」の方法

学習中の女子生徒

本番直前に焦らないためには普段の勉強の仕方から

「テストまであと1週間」「入試本番まであと半年」など、時間にはいつも限りがあります。
その中で成果を出すためには効率良く学習に取り組むことが大切ですが、自分の学習を振り返る際、どこから優先して見直しをすれば良いのか理解していますか?頭から順を追ってやることは間違いではありませんが、時間がなくなり後半はほとんど手を付けられず...といった話はよく聞きます。
しかし、普段の勉強のやり方をちょっと見直すことで、そうした事態を防ぐことが出来ます。「見直しのチェックポイント」をおさえて、効率良く勉強に取り組みましょう。

優先するべき見直しのポイント

見直しのチェックのポイントは大きく分けると2つあります。
1つは、基本事項や重要項目、テストで狙われる必須ポイントなど「出題範囲の中で最優先される見直しポイント」が、しっかりと頭に入っているかどうかのチェック。もう1つは、過去の自分が間違えた問題や理解不足だった内容など「自分にとって優先すべき見直しポイント」が、今は完璧にできるようになったかどうかのチェックです。

テスト前になってどこから手を付けてよいかわからなくなり慌てることがないよう、普段から見直しのチェックポイントに印をつけて、その印のついた問題から順を追って見直しができるよう習慣づけましょう。

学習中の男子生徒

04.
学習内容はアウトプットで定着させる

学習内容はアウトプットで定着させる

学習中の男子生徒

"わかったつもり"が一番危ない

これまでお話ししてきたように、問題を解いて答え合わせをしただけでは知識は自分のものになりません。自分の手を動かし、確かめてみてようやく自分の力になります。
しかし、その上でさらに重要なのは、理解した学習内容をアウトプットすることです。ここで言うアウトプットとは、インプットした知識を使うことです。手と口を動かして知識を使いましょう。要は「話す」「書く」です。
知識をインプットして、2週間で3回以上アウトプットすると、インプットした知識は長期記憶として残りやすくなります。また、効率の良い学習方法は、「アウトプットとインプットの割合が7対3」と言われています。
解けなかった問題が解けるようになったからといって「わかったつもり」にならず、何度も繰り返し知識をアウトプットしていきましょう。

改めてアウトプットの重要性を再認識されたかと思いますが、このアウトプットには、もう一点意識して欲しいことがあります。それはフィードバックです。間違えた原因と理由を自覚して、同じミスをしない対策を講じましょう。

学習中の生徒と先生

05.
成績の上がる学習方法まとめ

成績の上がる学習方法まとめ

学習中の生徒と先生

いかがだったでしょうか。
成績を上げるためには、現状の自分の課題を認識し、その後の効率の良い見直しが大切だということがご理解いただけたかと思います。
プラドアカデミーでは、こうした一連の学習の流れを「学習の流儀」と呼んでいます。
「学習の流儀」は、自分一人で勉強をするときにこそ活きる自学自習の学習方法です。目標達成のための学習スタイルとして、生徒一人ひとりに身につけてもらえるよう、プラドアカデミーには『自習サポート体制』があります。教室での自習だけでなく、オンラインでどこにいてもご利用が可能です。

オンラインでの自習サポート「ヒントライン」は、専任の講師が自習をマンツーマンでサポートします。最初に、取り組む課題・終了予定時刻を確認してから自習をスタート。分からない問題に直面したら、講師に一対一で質問できる自習サポートシステムです。
授業を聞いただけで内容を理解した気にならず、自分の知識として定着させてほしい。プラドアカデミーが、効率的な学習方法を重視する理由はここにあります。

自分一人での勉強の仕方がわからない、今までの学習方法が自分には合ってないと感じている方は、ぜひお問い合わせください。

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