中央大学附属高等学校合格のH君
自分のペースを見つけ、過去問を大いに活用したことで 第一志望校に合格できた!
中央大学附属高等学校合格体験記
私は、第一志望校に合格出来た。もちろん、それは私が積み重ねてきた努力も賜物である。皆さんにも是非自分たちが望む高校へ進学してほしいので、入試勉強でのアドバイスを二つさせて頂こうと思う。入試勉強に少しでも役立ったら嬉しい。
一つ目は、過去問の活用法だ。過去問は、志望校の入試でどれだけ点数がとれるかを知り、合格への距離を測るためだけに解くのではない。自分の苦手な教科や分野を見極めることで自分が今後何を重点的に学習すればいいのかを考え、勉強の計画を立てるときの基を知るために解くのだ。また、過去問は実践的な入試勉強である。そのため、自分が解けない問題の形式や解き方、単語・熟語など本番の入試に直接つながることも学べるのである。プラドアカデミーには様々な高校の過去問があった。私は塾から過去問を借りて、解き、分からなかった問題をノートに問題文ごと写し、解き方を覚えた。そして二周、三周と繰り返し解き知識を深めていった。私は特に数学が苦手だったため、この方法を約三ヶ月間、計五校の過去問で行った。すると徐々に以前解き直した問題の解き方を用いる問題が増え、違う高校の問題にも対応できすようになった。ただ、高校によって解説が丁寧ではない場合がある。そんなときこそ、先生を頼るべきだ。私を担当して下さった木下先生はカラーペンや図などを使って解説に載っていない、解き方の過程を示してくれた。プラドアカデミーの先生は快く訊いたことに答えてくれる。分からないことは遠慮せず訊くとよい。
二つ目は入試に対する自分なりの学習ペースを持つことだ。私は入試三ヶ月前まで都立向けのいわゆる学習塾に入っていた。故に私立高校の問題の形式や公式の知識がなく、苦手な数学が全く歯が立たない状態だった。だから、早く私立高校の問題にまず慣れようと、難関私立の問題集を解き始めた。そこで公式や、そもそも私立高校の入試にはどんな問題があるのかを学んでいった。その後、先程の過去問による勉強を始めたのだが、もし最初の慣れの学習がなかったらどうだったか。過去問を解いたところで、分からないことが多すぎて問題の解き方を学ぼうにも、その段階を踏むことすら難しく感じ、モチベーションを失っていたかもしれない。今、自分に必要なことを確かめて、順序を追いつつ慌てず学習を進めることが大切なのである。
何にせよ、分からないことや悩むことがあったとき、隣に頼れる存在がいるというのはとても心強い。自分を支えてくれる人がいることに感謝を忘れず日々一歩ずつ歩んでいって欲しい。(2020)